【歴史展示室トピックス】 ピンタックブラウス
1926年(大正15年)、椙山女学園に初めて制定されたジャンパースカートとセーラーカラーのブラウスの制服は約20年間愛用されましたが、この後、ジャンパースカートはそのままで、ブラウスがピンタック付きのブラウスに変わりました。ピンタックとは、ひだ、つまみと言う意味の飾り縫いの一種で、一定の間隔でつまみ縫いをする方法です。このブラウスには1センチ幅のタックが縦に4本両胸に施されています。
当時、中学校3年時に家庭科実習においてピンタックブラウス制服作成が課題となり、完成後は生徒自身が着用していました。ピンタックの幅が1mmでも違ってくると仕上がりサイズに影響することから、生徒達は一生懸命課題に取り組んでいたということです。
その後、このピンタックブラウスは廃止され、現在制定されているブラウスへと移行していきました。