Sugiyama 人間になろう 椙山女学園歴史文化館

最新のお知らせ

「自校史教育」への取り組み

椙山歴史文化館では平成21年開館以来、自校史教育の推進に努めてきました。児童・中高生・大学生のゼミやクラスの館見学の受け入れ、パワーポイントによる講演、館内ガイド冊子や歴史検定やワークシートの作成、メインのテーマの映像化など、できることは何でも取り入れようという思いでやってきました。山添キャンパスにも歴史文化館の分室を開きました。

そしていよいよ大学で今年度から、関係の先生方のご努力で、授業の中で自校史を学ぶ新たなカリキュラムがスタートしました。歴史文化館では今年度のスタートに合わせて、自校史教育の資料にしていただけるよう、小冊子「椙山女学園のあゆみ」を小・中・高・大学の各一学年全員に配布しました。また自校教育授業の一環としての館内見学や、課題であるワークシート提出などに積極的に協力しています。

小学校では学年ごとにテーマを決めて自校史教育が実施されています。中・高も今後自校史教育が進められるでしょう。開館8年目になりましたが、ここに来て全学園的に自校史教育充実の兆しが出てきているのは大変喜ばしいことです。歴史文化館としては、館の案内の際には学園の歴史を日本や世界の歴史の中に位置づけて学ぶことや、現物に触れることの意義に気づいてもらえるよう留意しながら、今後もいっそう館としての役割を果たしていきたいと考えています。

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ヤマザキマザック美術館で所蔵品を展示

当館が所蔵する裁縫雛形(約550点)のうち、20点をヤマザキマザック美術館(名古屋市東区葵)の展覧会「よそおいの200年」(平成29年4月22日~8月27日)に貸し出し、展示されています。

裁縫雛形は、約100年前、椙山女学園の前身である名古屋裁縫女学校で実寸大の1/3の大きさで制作された授業制作物です。椙山女学園の創設者椙山正弌が東京裁縫女学校で学んだ裁縫教育における教授法であり、当時の貴重な教育資料であると同時に服装史資料としても非常に価値のあるものです。

また、椙山女学園大学生活科学部滝沢講師のコレクションである19世紀のファッションプレート(当時のファッションの流行を手彩色の版画であらわした図版)等を、当館の寄託資料として貸し出し、同時に展示されています。

多くの方に足をお運びいただければ幸いです。

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企画展「教材教具展(1)手作り実験器具~被服材料学~」を開催いたします

  椙山歴史文化館企画展「教材教具展(1)手作り実験器具~被服材料学~」は、2012年の企画展「モノとデジタルアーカイブ〜その現実と実際」をふまえ、その展開をはかるという目的で企画されました。2012年の展示では今回展示される実験器具の一部(3点)が展示されました。今回は手作り実験器具をすべて展示し、あわせて、展示手法としても実験的な試みを行なうこととしました。

 博物館等の展示では、研究の進度に伴う情報更新や資料保護等の特別な理由によるものをのぞき、基本的には会期始めから終了まで、展示内容(展示品やキャプションなど)に変更を加えないのが通例です。しかし、今回企画展示の対象となった実験器具は、被服材料学の理解や様々な繊維素材で作られる布地の特性の理解のために使われたものです。そこで、実験器具の使用法や明らかにしようとする布地の特性について理解を深めるために、「作り上げる展示」を試みます。来場される皆様のご支援と文化情報学部の授業との連携を通じ、会期の終了の時点で展示が完成され、会期後にカタログが完成するというひと味もふた味も違う「実験的な」展示を試みたいと思います。

 来場される皆さんの素朴な意見・疑問が展示をより面白くします。繰り返し来場いただき展示内容の展開にご注目いただき、また、積極的にこの「作り上げる展示」にご参画いただきたいと思います。企画者一同お待ち申し上げます。


企画展「教材教具展(1)手作り実験器具~被服材料学~」


【開催場所】 名古屋市千種区星が丘元町17-3  椙山女学園大学 星が丘キャンパス 大学図書館4階
【開館期日】 平成25年4月10日(水)から6月28日(金)まで ※ ゴールデンウィーク中は休館
【開館時間】 水・金曜日10:00~17:00
【お問合せ】 椙山女学園 総務課 TEL.052-781-1186(代表)

歴史展示室に鳥瞰図(レプリカ)を設置しました

 歴史展示室に、昭和12年頃の「田代土地区画整理組合鳥瞰図」のレプリカを設置しました。

 原本は、東山遊園株式会社の社長室に掲げられている絹張りの豪華なもので、今回特別に複製の許可をいただき、作成いたしました。

コピー ~ 鳥瞰図.jpg

 当時の「田代」は覚王山あたりから開園まもない東山公園周辺まで広範囲に渡っており、現在の山添キャンパスにあたる地点には、「椙山女学園」の記載があります。また、現在の星が丘キャンパスにあたる地域には、「富士見台」「雪見台」「御殿山」といった地名があり、当時は山林地帯であったことが想像されます。

 鳥瞰図の中には、当時の市電が走っている様子なども描かれていて、大変興味深いものがあります。

 歴史文化館にお越しの際は、ぜひご覧ください。

iPadから糸菊を閲覧できるようになりました

 2013年(平成25年)3、歴史展示室にあるiPadから、糸菊(糸櫻)のデータを閲覧できるようになりました。

椙山高等女学校の開校を記念した「糸櫻 開校記念號」からデータベース化され、開校式の様子や、創設者椙山正弌氏の原稿なども閲覧できます。

一部欠号がありますが、平成11年にいたるまでの、学園のあゆみを窺うことができます。

ご来館の際には、是非ご利用ください。

 

 

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